2019
06.21

エディブルフラワー レストラン

レビュー

こちらの記事は2017年11月に『B-ex』に掲載された記事です。

お花いっぱいのサラダを食べたくて

食べられる花 = エディブルフラワーのサラダを食べたくて愛知県日進市にあるフレンチカフェC’EST CHOUETTE」へ。店名の「セ・シュエット」はフランス語で「素敵!」「いいね!」という意味だそうだ。

高速道路名二環「植田」を出て、お店のある方向へ車を走らせる。お店の外観に派手さがなく通り過ぎてしまった。

表向きに植物が並べられていて、表から店内が見えないようになっている。
女ひとりで来てしまったけれど、居心地は良さそうだ。

店内に入ると、クリスマスシーズンということもあって大きなクリスマスツリーが出迎えてくれた。
この日の店内音楽は女性ジャスボーカル。

明るい店内は健全なのに隠れ家的。

客同士、互いの視線が気にならないように席の配置に気が配られている。
お一人様でも落ち着いて食事を楽しめる雰囲気だ。

運転しなければいけないので、食前酒の代わりに『フランボワーズとバラのソーダ』を注文した。
今夜はとにかくエディブルフラワーなものを口にしたい。

一口めの印象はとても甘い。そうだ、しっかりかき混ぜてから飲んでと言われていたんだったと、ストローで軽く混ぜる。今度は丁度いい甘さになった。体内に薔薇の香りが広がって、体の緊張がほぐれていく。

一息ついていると、ほどなくして前菜の五種盛りが出てきた。

ニンジン、カボチャ、豆類、そしてアンコウのフライがお酢やナッツ、カレースパイスで味付けされている。五種とも香りも味も歯ごたえも違う。
繊細な料理だな、と思う。
「うん、セ・シュエット」
なんて気取ってつぶやきながら、素材の味と香りを楽しんだ。

前菜盛りが片付くころ、『エディブルプラワーとハーブのデトックスサラダ』が出てきた。
これが目的のひと品!ようやくお目見え!

きれいすぎて味を想像できない・・・
期待していたとおりの鮮やかなサラダに、食べることを忘れてしばし見入る。

サラダなので基本的にはドレッシングの味しかしないわけで、楽しむところはその食感、舌触り。
花は柔らかく時に少し苦い、シャキシャキのレタスと細切りダイコンがお腹をいっぱいにしてくれる。
口に入れるギリギリまで花の色や花びらのようすを楽しめるのは、お一人様ならではだと思う。誰かと一緒にいたら、こんなにじっくりと、花を愛でながら食事をすることはできないから。

メインディッシュにはキッシュを選んだ。
ランチでも食べられるし、お店の押しのようだったから。
本当は「具だくさんのブイヤベース」を食べたかったのだが、二人前からのメニューで、お一人様には無理があった。
「具だくさんのブイヤベース」のために、今度は誰かを連れてこなくては。

本日のキッシュは、『ベーコン、玉ねぎ、ごぼうのキッシュ』。
キレイに焼き上げられて、お焦げが香ばしい。
素材がキッシュとして一体となっている。素材の自己主張はなく、ダシとなってキッシュのなかに溶け込んでいる・・・、これで表現できているか自信がないが、食べれば食べるほど複雑な味を感じられるキッシュだった。こんなに美味しいキッシュを食べたのは初めて。
・・・くそう。なおさら「具だくさんのブイヤベース」を食べたかった・・・きっと美味いに違いない・・・

デザートは『エディブルフラワーとホワイトチョコレートのムース』にした。とにかくエディブルフラワーな料理が食べたいのだ。

それにしても、食後のスイーツにしては大きい。
これとハーブティがあれば、カフェタイムを存分に楽しめる大きさだ。
食べられるだろうか・・・、想像以上のボリュームにやや不安になりつつ口に入れてみる。
あ、大人のスイーツだ!
甘くないムースに甘いバラのシロップを合わせていく。その比率で一口ごとに味が変わるせいか、ボリュームがあったにもかかわらず最後まで飽きなかった。

WEBサイトのメニューにはなかった『エルダーフラワーと桃のソーダ』。
この他にも、WEBサイトのメニューにはない料理が黒板に書かれていた。

食事をしながらこんなに色覚を刺激されたのは初めてだ。

お一人様でも居心地がよかったし、食べてみたい料理がまだまだある。
これは通ってしまいそう。

友達や恋人と楽しむのもいいが、勇気をだして一人で行ってみることをおすすめする。
ひとりなら食事と対話するような時間を過ごせるから。

セ・シュエットを予約する

エディブルフラワーについては下記サイトがおすすめ

エディブルフラワー専門店HanaLabo(ハナラボ)

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