2018
12.11

ソッカの美術解剖学ノート

レビュー

こういう人体解説書を待ってた!『ソッカの美術解剖学ノート』

マンガの絵力をあげようと『ソッカの美術解剖学ノート』を購入したのですが、この本、読み物としても面白いです。どう面白いか「骨盤」を例にあげてみます。

普通の美術解剖・図解系の本というのは、

やさしい美術解剖図 / マール社

(上の写真のように)骨をベースに筋肉の付き方や神経を図解して「人体でこうなってるのよ」と教えてくれるわけですが。

ソッカの美術解剖学ノート』の場合は

(上の写真のように)解説が細かい!見ていくパーツが細かい!

一旦先の普通の美術解剖図に戻って「骨盤」についてどう解説しているか見比べましょう。

やさしい美術解剖図 / マール社

はい、無いです。

骨盤だけ注目して解説なんてしてません。足が接続される骨、胴回りの下の方の骨としか扱われていません。

それに比べて『ソッカの美術解剖学ノート』は細かい! 病的に細かい!!

多くの「なんでだろう」がすっきりする『ソッカの美術解剖学ノート

そして、解説だけではなく著者であるソク・ジョンヒョンさんの考察が面白い。

ソッカの美術解剖図 著者の考察ページ

ほら、(上の写真のように)骨盤だけでいろいろ考察しちゃう。
骨盤の構造を知った上で「骨盤が大きいと歩くときにお尻がより揺れる」からセクシーに見えるんだと納得する。男女で骨盤の中の構造が違うことを知った上で「だから男女それぞれ美しく見えるポージングが違う」ことに納得する。

ソク・ジョンヒョンさんが「どうしてだろう」と思い人体を調べ、納得したその流れで構成されているので、読み物としても面白い。

(上の写真のように)分かりやすい絵と文章で解説されていきます。

ソク・ジョンヒョンさんは人体について講義を多数行ってきた方で、『ソッカの美術解剖学ノート』をめくっていくと、その講義を受けているような感覚に包まれます。

こんなに面白い本は久しぶり!・・・しかし、重い。

重いのは内容ではなく本自体が重いです。1.5kg弱あります。

そして、でかい!

ソッカの美術解剖図は、ほぼA4サイズ

ソッカの美術解剖学ノート』は、ほぼA4サイズ。

そして厚い!!ほぼ4cm!

重いわ厚いわで持ち運びには不便でたまりません。

隙間時間に読み進めたい私には電子書籍でないのが残念でたまりません。あー、タブレットで持ち歩きたい!

これで絵力あがらなかったら

絵力を上げるために7,000円以上をえい!と払ってアマゾンから取り寄せたわけで、これだけの内容が頭に入っても絵力が上がらなかったら、もうマンガ家って言うのやめたほうがいいと思う。

私、イメージから入っても理屈つけて納得したいタイプなんです。そういう感覚だけでペンを走らせられない、ぶっちゃけ絵の才能がなく、努力あるのみな私にとって『ソッカの美術解剖学ノート』は、こういうの待ってたぁ!な一冊です。

まだ、読みはじめたばかりですが、ここから先、マンガの絵が整っていくことでしょう。見ていてくださいね。

 


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